大川工務店
が繁盛します
ように。
(有)山徳建築
榊原健吾
佳美
志乃
[福岡市 櫛田神社]
WEBではうまく表現できていないかも知れないので、念のために解説しておくと、絵馬の原文では、「大川工務店 より(有)山徳建築」の「より」に、傍点が打ってある。
つまり、「より」の強調であって、問題はあくまで大川工務店と山徳建築の対比、比べてどうかということなのである。
建築業界一般の話はともかく、あの大川工務店だけには負けたくないという、強烈な対抗意識が読み取れる訳だが…。
願主の3人、健吾さん以外は姓が略してあるということは、同姓、つまりは家族ということだろう。
家族そろって、ライバル工務店に強い競争心を燃やす。
その理由、原因は何であろうか。
大川工務店の社長は、元は山徳建築の社員で、引き止めたにも関わらず独立して同じ事業を始め、怪しからんことに結構繁盛していやがる、とでもいうことか。
それとも、単にライバル会社である大川工務店に、大事なお得意先を汚い方法で取られたのか。
もしくはもっと単純に、会社が隣同士だとか。
まあ、この競争の厳しいご時世であるから、仕事に懸命になるのは良いだろう。
しかし、こうして特定の相手だけに、しかも家族そろって執念深く対抗心を燃やすというのも、少々、歪んだあり方のように思われるが、いかがなものであろうか。