心身が、
清まりますように。
熊本市国分本町××-××
籠谷光世
[熊本市 水前寺成趣園鎮座 出水神社]
罪障消滅
熊本市国分本町××-××
籠谷光世
[熊本市 水前寺成趣園鎮座 出水神社]
魔障退散
熊本市国分本町××-××
籠谷光世
[熊本市 水前寺成趣園鎮座 出水神社]
前講に引き続き、浄化系の願主の絵馬である。
この絵馬が奉納されていたのは、熊本の有名な観光地、水前寺公園の中にある神社であるが、それはあまり関係ない。
で。
「浄化」という文字そのものはどこにもないが、この人が浄化系の人であることは、火を見るより明らかであろう。
前講で、浄化系の人の特徴として、絵馬を奉納する神社の神様の得意分野を無視する、という点を上げたが、ここでもうひとつ指摘すると、かなり執拗であるという点も付け加えることができる。
単にしつこいとか、クドイとかいうだけではなく、何かに追い立てられるかのように、執拗に願いを繰り返す。
この願主も、一度に3枚の絵馬を奉納している。
そして、願文こそ異なるが、この人が言いたいのは、自分は何やら邪悪なものに汚されているから、それを取り除いて「浄化」してほしい、あるいは「浄化」したいということであろう。
自分の人生がうまく行かないのは、自分に取り付いている、何か邪悪なもののせいだと固く信じているのである。
まあ、ご本人としては、何か自分以外のもののせいにするほうが楽なのかも知れないが、そういう姿勢、ものの考え方こそが、この願主の人生に災いしているのではないかと、筆者などは感じる次第である。
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