吉野智也 26才
酒・薬をやめますように
母より
[大阪市 一心寺]
またまた、あの断酒祈願の本田出雲クンの一心寺である。いや反対だ。一心寺の断酒祈願の本田出雲クン墓所である。
この寺の本田出雲クン墓所への断酒祈願の絵馬奉納は、ご当人より、親や祖父母といった人からのものが結構多い。
これも、吉野智也クンの母上からである。
しかし…。
智也クン、まだ若いのに、酒に加えて薬までか。
いや、若いのにと言うより、若いからこそ、中年オヤジがひたすら酒に溺れるのとは違って、薬も併用して、よりハイに、さらにハッピーにという状況なのであろうか。
合理的かつ効率的と言うべきか?
それとも、破壊的かつ破滅的と言うべきか?
そして、薬とは、どんな薬をやっているのだろうか。
睡眠薬?覚せい剤?
よくは知らないが、向精神薬とか言うものか?
何にしても、それほどヨイものなのだろうか?
淡々と、言葉も短いが、息子の立ち直りを祈る母の心中は察するに余りある。
本田出雲クンは、臨死の際にあくまで酒の上の失敗をいたく反省した御仁であるから、薬のことまで頼まれてもよくわからないだろうが、何とかなるなら何とかしてやってほしいものである。
と言うより、お母さん、保健所とか依存症患者支援関係のNPOなどに相談に行くほうがいいように思うが。