募集安全
和歌山地連
募集課長
[和歌山市 紀州東照宮]
久々に、手応えのある、言い換えると手ごわいサンプルである。
手応えがあり過ぎ、と言っても良い。
募集安全?
家内安全、交通安全なら判る。
家族が事故や事件に巻き込まれないように、車を運転していて、あるいは道を歩いていたり、電車・バスに乗っていたりして、事故に遭わないようにという願いは、ごくごく自然なものである。
だが、募集安全とは何なのか?
「募集」とは、時として危険が伴う行為なのか?
そもそも、何を募集するのか?
手がかりとなりそうなのは、願主の肩書きである。
こういうことを書くと筆者の来し方の一部が見えてしまうようだが、「地連」などと言われて思い出すのは、労働組合活動である。
労働組合の地方組織、この場合で言えば「和歌山地方連絡協議会」か何かである。
が、そうなると「募集課長」が判らない。
労働組合やその上部団体が募集するとしたら、何を募集するのか?
新入社員に組合員になるよう呼びかけるとか、新規に加盟する組合を募集するとかいうことはあるだろう。
だが、そういうものを募集する「課長」なる職制が、いかに上部組織であっても、組合関連組織にあるとは思えない。
だいたい、そういうものを募集するのに、危険が伴うのか?
まあ、よほど会社側が強硬な姿勢で、新入社員の組合加入を許さない、勧誘活動に対しても肉体的危害を加えてくるという場合なら、それも考えられるが、このご時世では、そんな戦前のようなこともあるまい。
第一、やっぱり「課長」が判らない。
となると、あとひとつ考えられるのは…、自衛隊か?
自衛隊の隊員募集は、いつでもどこでも行われている、…ようである。
「募集課長」だって、あって当然だろう。
「地連」は、「和歌山地方連絡部」か何かであろう。
ほぼ、当てはまりそうであるが、しかし、やっぱり「安全」が不自然だ。
自衛隊の隊員募集活動には、新左翼陣営の攻撃か何かが盛んに仕掛けられているのであろうか?
こっちはありそうだが…。警備・公安方面から目をつけられても困るので、この辺でやめておこう。