山口大学
なんとか
なりますように。
広島県東広島市(後略)
依田 晃
[防府市 防府天満宮]
奉納時期は書いていなかったが、東広島市から山口県は防府市の防府天満宮まで、わざわざ合格祈願だけにやって来たとも思えないから、おそらく受験当日の帰りに寄るか何かしたのだろう。
自分でもテストの結果はあまり良くないと感じた。そこで山口大学の地元の、有名な学問の神様にお願いしておこうということになった訳だ。それは判る。
しかし、「なんとかなりますように」とは、何なのだ。
借金の返済期限の繰り延べを頼んでいるのではない。
仮にも神様にものをお願いするのに、なんとかなってくれ、はないだろう。
言っちゃあ悪いが、筆跡も非常に頼りない、情けないものだった。
まあ、テストでやるだけのことはやった、最善は尽くした、もう疲労困憊後…、という状況は理解できるが。
そうかと思うと、こういうのもあった。
今年は
東大へ
山口県周南市
大山康義
[防府市 防府天満宮]
大きな文字で、きっぱりと書いてある。
その願文を正確に解釈すれば、今年は東大に行きたい、東大に合格したい、というのだろう。
すると当然、去年はどこに行ったのか?どこに合格したのか?という疑問が湧いてくる。
いや、どこにも合格していない、どこか別の大学への合格祈願をしただけだというのなら、去年どこにも受からずに、今年、日本最難関大学へという願いも、少々無理がある。
それとも、どこかに合格はしたが、不満だから、今年は東大へというのなら、何だか受験マニアのような印象になるのだが。
さっきの依田クンが聞いたら、羨ましがりそうな話ではある。